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★やはり私たちはＡＢＵが好きなようです。
アブの両軸リールの中でも異色な存在として3000というリールがありました。デザインがとてもよかったのです。
しかし、両サイドカップが樹脂製のためか、精度が悪く、ＡＢＵらしくないリールとして有名になってしまったリールです。
本当にもったいないと思ったのです。心のどこかにその思いが残っていたのでしょう。

このたび、ブライトリバーのリールでその思いを実現することとなりました。
非常に特徴的なサイドカップはアルミの塊から削り出しました。
ハンドルサイド側のサイドカップはプレス製法でいったん作ったものを特別な形状に削り直しました。
同じアルミでも削り出しで作ったものとプレスで作ったものでは、メッキの色合いが合いません。
結局、手で磨くことになりました。凸凹した形状は機械にかけることができず、１週間以上磨くだけの作業が続きました。

出来上がったパーツを持ち込まれた五十鈴工業は本当に困ってしまったようです。
本当にありえないリールが実現してしまいました。当初から今回のリールは６万円で発売する計画でした。

やりすぎた部分は藤原が楽しんだということでコストに入れておりません。
右ハンドルモデルで、ノーマルギアモデルとダイレクトギアを搭載したモデルを用意しました。
当社のダイレクトシステムはハンドルが逆転する際にドラッグの抵抗が派生するタイプとなります（ABU5000Dと同じ系統のものです）。
左ハンドルモデルは、ダイレクトギアシステムのみの発売となります。
次はないリールです。この機会にぜひ手に入れてください。

★仕様：ギア比　5：1、重量270ｇ、糸巻き量20lbx70yds、16bx100yds、